STS NOTE

AMAOの日常話題と仕事告知。

イラストレーター・AMAOの日常、仕事告知の話題を綴ります。

令和4年5〜6月

暑いです。お久しぶりです。

暑中お見舞い申し上げます、と言うには少々早すぎる頃合ですが皆様、如何お過ごしでしょうか。

 

〈お仕事〉

徳島県ホームページに成年年齢引き下げ特設WEBサイトのリンクが掲載されています。

徳島県|徳島県ホームページ

新しくカットイラストなどを寄稿致しました。

また、これらを使った広告がアスティとくしま、徳島県庁などでイベントにて使用されておりました。生憎私はそれらに足を運べませんでしたが家族が行ってきてくれたので2枚程下に。ハナからそういう使用目的だとはいえ、たまに四国放送の番組でチラッと映る事もあるので「うわぁ自分の絵が地上波で流されてしまったうわぁぁぁ」と都度悶えています。

個人の戯言はさておき。

選挙も近い今日この頃ですので、新しく大人になった人たちがこれからの事を色々考えていく、そのきっかけのお手伝いをほんの少しでも出来ていたら、幸いに存じます。

 

●『騙され〜』コミカライズ連載中です。

gaugau.futabanet.jp

単行本最新巻作業も並行中です。引き続き宜しくお願いします。

 

私生活ですが、先月に息子が臍ヘルニアで手術の為付き添い入院をしてきました。

いわゆるでべそです。大体の子は2歳までに自然に治るそうなのですが色々あってうちの子はその見込みがほぼ無いと診断され、本人の思い出にも残らないであろう今のうちにやりましょうと受けることになりました。

さて付き添い入院でこのご時世。子供にとっては知らない環境でベビーベッドは檻みたいな無骨なデザイン。コロナ患者も受け入れる総合病院なので感染対策は厳しく面会禁止はもとより他の入院患者にも会わないよう導線も徹底されとにかく誰かに会えない。お外に行けない。よって、親子共々なかなか精神的に拷問な2泊3日でした。NHKプラスは檻の中のひとときの救いの手。iPadに入れててよかった。

…それはいいとして(よくもないが)、1歳で全身麻酔の開腹手術という語呂の並びはたとえ命に別状がなくとも親として抵抗はやはりあり、診断を受けたのは今年の初めでしたが手術の予約を取る勇気を出すのに季節が変わってしまいました。親ですら帝王切開(になりかけたことはありますが結果的に)受けたことないのに…。なお余談ですがもともと未熟児で生まれた夫に話した時は「自分は生まれた直後に開腹したよ」で返り討ちにされて何も言えませんでした。

予約を取った時、ギャン泣きしながら術前検査を受けさせた時、手術室で親の手を麻酔のマスクに添えて眠らせた時、術後に麻酔が覚めて痛がって動くのが辛そうな時、それぞれで罪悪感とショックに駆られ。特に、自力で歩き出したのが本当に最近だったので術後に動けないのを見た時はここまで足を奪うような真似をして受けさせる必要があっただろうかと自責に駆られ。…まぁ結果として特に合併症などもなく、退院の翌日には元気に駆け回っていました。そろそろ歩く欲が爆発しすぎて追いかけるのが大変になってきた今日この頃。

臍は生まれる前から母親と繋がっていた箇所、それが塞がったということで本格的に名の通り自立の道を歩み始めたのかなぁとぼんやり思ったり。頑張ったね、ええ。

 

話は変わりますが、SNSを見ていると著名な作家さんが心の病で伏せっていたり、ママさんワーカーがお子さんの成長で悩んでいたりするのを見ると、子供の学びは学校など家の外で培ってきて欲しいけど(そもそもそこまで出来るほど親は成績良くなかったし)、自己肯定感は親がしっかり育ててあげないとあとあと悲惨な目に遭うなぁ…と思わされる事が多く。私自身は家族関係で医師にかかるほど苦しんだ経験が無いので知識もなくあくまで推測の域を出ませんが、年齢的にそろそろ中年に差し掛かるのではと思われる方でも幼少期に受けた傷に今なお苦しまれていると伺える様子は、それこそ一生残ってしまうものなのだなぁと恐怖を感じます。

自己肯定感というか…何か大切な決断をした事を後悔しない力というのか。或いは決断の末に失敗してもそこから立ち直れる力というのか。よく「自信を持て」という言葉を耳にしますが、個人的にあれは単なる肯定の言葉じゃなくて、曲解してしまえば「自分が決めた事をできるだけ最後まで変えてはいけない」という重い覚悟を無責任になすりつける為の言葉なんじゃないかって思う。そこまで頑固じゃなくていいから、ただ考え続けては欲しい。…そこまで辿り着かせるにはどうするか。多分それこそずっと考え続けないといけないんでしょうけど。

兎も角、元気に育っておくれ。